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●2021年7月 板橋子ども家庭部子ども政策課主催研修の講師を務めました
●2020年10月 板橋区子ども家庭部保育サービス課主催研修の講師を務めました
●2019年11月 板橋区保育園公開研修の講師を務めました
●2019年6月 板橋区職員研修の講師を務めました
●2018年9月 内閣府子どもの未来応援応援プロジェクトと連携しました
子どもの未来応援プロジェクト
この度、内閣府、文部科学省、厚生労働省及び独立行政法人福祉医療機構が実施する子供の未来応援国民運動推進事業に、わたしたちキッチン・ワルツが関わらせていただくことになりました。
今未就学児にとっての重要性が着目されている「非認知能力」についても、
音楽・演劇面からできるアプローチと、おうちでも実践できる楽しいアクティビティの発信をしていきます。
子どもたちとご家族のみなさまへお届けする、キッチン・ワルツの新たな試みをどうぞお楽しみに!
協力:NPO法人リトルワンズ
共催:東京学芸大学名誉教授・元副学長
有明教育芸術短期大学終身名誉学長 小林志郎(Wikipedia)
世界で注目される非認知的能力って?(NHKエデュケーショナル)
板橋区で研修「リズム遊びから始まる日常的な音楽活動~親子リトミック実践講座」の講師を務めました
2021年7月、板橋区グリーンホール1階ホールにて、板橋区の児童館職員の方々を対象とした親子リトミック講座の研修講師を務めました。
コロナ渦の今、歌を歌ったりふれあい遊びや人と関わりながら行うリトミックの活動は、なかなか開催することが難しいと思われる状況の中、30名強の職員の方々がご参加くださいました。
研修では、児童館にお越しくださる親子の皆様が、お家に帰ってから気軽に簡単に子育ての中で取り入れられる活動を、職員の皆様にお伝えし、現場でご紹介していただきたいという思いが強くありました。
楽器も教具もいらない、専門的なことがわからなくても、お母さんの体ひとつ、歌声があればどこでもすぐにお子様と取り組むことができるものをピックアップして、職員の皆様にロープレしてもらいながら、実際にリトミック活動での身体や心の反応を体験していただきました。
「子どもたちの日常生活」を題材に、身近な事柄を通じて、幼児にとって最も大切な感動体験を、楽しみながら音楽活動で実現することが、リトミック教育が大切にしていることのひとつです。
「活動を効果的に行うためにはゲーム性をもたせ、知的に遊ぶことが大切であり、そしてそれは喜びを伴うことになる」とリトミックを考案したダルクローズは言っています。
“喜び”は幼児にとって、すべての刺激の中で最も強いものなのだそうです。
リトミックの特徴的なテーマである「即時反応」では、音楽をしっかりと聴き、いつ訪れるかわからない合図をワクワクと待つ瞬間に、集中力、注意力、先を見通す力が総動員され、「自分で考えて行動する力」が育まれていきます。
子どもたちは合図が来たら即座に嬉々として反応して表現します。
合図が来るのをワクワクと心待ちに予感し、集中して聴き、自分で考えて自分だけの身体表現をすると(時に“動きを制してじっとする”という律する力が必要な表現もあります)、「合図が予想通り来たこと」「表現できたこと」に心が解放され満たされ、自己有能感でいっぱいになります。
そうした活動の中でリズミカルでクリエイティブな心と身体が育っていくのです。
そしてそれらは、「知識・技能」だけではなく「思考力・判断力・表現力」を一層重視する考えがベースとなっている大学入学共通テストや、平成29年、30、31年改定学習指導要領で掲げられている「資質、能力(コンピテンシー)の3つの柱」、すなわち生きる力にも通じるものです。
遊びの中で人間性の自然な発露を試みながら、集中力、注意力、表現力、律する力といった「非認知能力」が、喜びとともに育っていく。
とても素晴らしいことだと思いませんか?
だからこそ、特別な活動ではなく、絵本の読み聞かせのように身近で当たり前の自然な活動であってほしいと思っています。
この状況下だからこそより一層、音楽を通じた生のコミュニケーション、人と人の関わりのよろこびを届けたい。
そして私よりもずっと地域の子供たちや親御さん達と関わる機会の多い職員の方々にその思いを繋いで広げてくださることを願って登壇させていただきました。
板橋区で研修「0歳とも絵本を100倍楽しむ読み聞かせ」の講師を務めました
公営、私立、認証保育の保育士のみなさま延べ約90名がご参加くださいました。
当初は一度に行う予定でしたが、感染症対策が徹底され、分散受講形式での開催となりました。
マスクを着用していても笑顔かつ真剣にご参加下さる先生方の様子が伝わってまいりました。
「距離を必要とする社会だからこそ、各方面のおとなたちが心の手を組んで、みなで子どもたちの未来を支えていきたいですね」というメッセージに深く頷いて下さったまなざしを忘れず、これからも尽力したいと思います。
板橋区で職員研修「0歳とも絵本を100倍楽しむ読み聞かせ」の講師を務めました
板橋区子ども政策課が主催、保育園の先生方や児童館職員の皆様を対象とした研修です。
演劇教育のエッセンスとキッチン・ワルツ等で得たノウハウで「0歳とも絵本を100倍楽しむ読み聞かせ」と題し、お届けしました。皆さん熱心にメモをなさり、シアターゲームにも積極的に参加してくださいました。
0歳との絵本の読み聞かせは、演劇教育のエッセンスを取り入れてみることでもっと楽しめます。
また、想像して楽しむことを子どもに提示できます。
そして、育児負担の軽減につながります。
新学習指導要領にも未就学期に行うことが効果的と記載された「非認知能力」の向上。非認知能力の向上プログラムを受けた子どもはそうでない子どもに比べて生涯年収が高かったというエビデンスが私を突き動かします。
私たちは演劇教育と音楽の点からアプローチします。
子どもの貧困問題に対し、私だけでは無力ですが、保育園や児童館の先生方、そして保護者のみなさんに一人でも多くこのようなやり方もあると知っていただけたら、きっと大きな力になる。
少しでも子どもたちがより豊かに、よりしなやかな心で生きていけるよう発信していきたいと思います。
11月にも板橋区内の保育園職員研修にて登壇予定です。
※写真の撮影と掲載は許可をいただいております